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簿記の計算

簿記に必要な計算スキルは? 数学が苦手でも大丈夫?

経理や財務など、お金を扱う仕事をしている人や、社会人のなかには、「簿記」の資格取得を検討する機会があるのではないでしょうか。ただ、簿記は数字や計算が多いといったイメージがあります。そのため、数字や計算に苦手意識を持っていると、資格取得に尻込みしてしまうかもしれません。この記事では、日商簿記の資格取得に必要な計算スキルについて説明していきます。

1. 簿記の資格取得に必要な計算スキル・数学の知識レベルは?

簿記の計算は、数学の知識を必要としません。簿記は小学生レベルの計算ができれば全く問題ありません。つまり、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の他、分数の計算ができれば、簿記の資格取得は3級~1級まで全て可能です。

2. 計算力に自信がなくても大丈夫! 簿記の計算では電卓を使う!

日商簿記の試験では電卓の持ち込みが可能です。そのため、計算が求められる問題は電卓に頼れます。実際、受験生のほとんどが電卓を使用していますので、暗算や手計算の必要はありません。また、算盤(そろばん)のほうが計算しやすい人は、算盤で計算することも認められています。

3. 簿記で学習する内容の具体例

簿記の学習には、会社やお店、工場などで役立つ内容が含まれています。つまり、お金の流れを把握するために、様々な表を作成したり、金額の計算をしたりするのです。実際にはどのような表や計算を行うのか、いくつかの具体例を紹介します。

a. 損益計算書

企業の1年間における全ての収益(売上など)と費用(経費など)を複式簿記で計算して経営成績を表示する計算書です。貸借対照表やキャッシュ・フロー計算書と同様、経営者のみならず、株主(投資家)や債権者などの外部利害関係者にとっても重要な計算書類となります。企業グループ全体で連結決算を行う場合、連結損益計算書も作成します。

b. 貸借対照表

企業の決算日における財政状態を明らかにするため、複式簿記で全ての資産・負債・資本(純資産)を記載した表です。損益計算書やキャッシュ・フロー計算書と同様、経営者のみならず、株主(投資家)や債権者などの外部利害関係者にとっても重要な計算書類となります。
また、企業グループ全体で連結決算を行う場合、連結貸借対照表も作成します。

c. キャッシュ・フロー計算書

企業の1年間におけるキャッシュ・フローの状況を複式簿記で「営業活動」「投資活動」「財務活動」に区分して表示した計算書です。キャッシュ・フロー計算書は、損益計算書や貸借対照表と同様、経営者のみならず、株主(投資家)や債権者などの外部利害関係者にとっても重要な計算書類となります。損益計算書・貸借対照表・キャッシュ・フロー計算書をあわせて財務3表と呼びます。企業グループ全体で連結決算を行う場合、連結キャッシュ・フロー計算書も作成します。

d. 工業簿記・原価計算

製造業の工場では、1個の製品を作るのに、どれだけの費用が必要か、「原価」を把握する
ため、複式簿記(工業簿記)による計算を行います。これを原価計算といいます。原価を把
握することで、いくらで売ればどれだけ儲けがでるか、いわゆる「販売単価」が決まります。

4. 計算が苦手でも大丈夫! 簿記の世界に飛び込もう!

この記事では、簿記の学習に必要な計算スキルなどについて説明してきました。数字に苦手意識があっても大丈夫です。簿記資格の入門編である「日商簿記3級」なら、基礎から少しずつ理解して積み重ねていくことで合格が目指せます。独学が不安であれば、大手資格試験予備校の簿記講座に通うことを検討しましょう。簿記に興味や関心を持っている人は、これを機会に挑戦することをおすすめします。

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