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資本

お店を創めるために、店主が個人のお金をお店に出資します。これを元入れといいます。元入れされたお金は、資本金で処理されます。

 

設例1

現金1,000円を元入れした。

借方 金額 貸方 金額
現金 1,000 資本金 1,000

現金(資産)が1,000円増加し、資本金(純資産)が1,000円増加します。
店主がお店のお金や商品を使ったときは、引出金勘定を使って決算で資本金に振り替えるか、資本金で処理します。

 

設例2 資本金勘定を使用する方法

店主が現金100円を引き出した。

借方 金額 貸方 金額
資本金 100 現金 100

資本金(純資産)が100円減少し、現金(資産)が100円減少します。

 

設例3 引出金勘定を使用する方法

店主が現金100円を引き出した。

借方 金額 貸方 金額
引出金 100 現金 100

引出金(資産)が100円増加し、現金(資産)が100円減少します。

 

決算が来たので、引出金100円を資本金に振り替えた。

借方 金額 貸方 金額
資本金 100 引出金 100

資本金(純資産)が100円減少し、引出金(資産)が100円減少します。

 

設例4

期末に引出金の借方残高が100円ある。決算整理仕訳をしなさい。

借方 金額 貸方 金額
資本金 100 引出金 100

資本金(純資産)が100円減少し、引出金(資産)が100円減少します。

 

設例5

期末に資本金の貸方残高が100円ある。決算整理仕訳をしなさい。

 

仕訳なし。

 

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