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わからない場合の対処法

簿記が全くわからない人へ!仕訳のルールが分かれば簿記が分かる!

簿記を始めると必ずといっていいほど仕訳の壁に直面するものです。簿記の勉強では基本や仕訳がわからないと、全体を理解するまでの時間が多くかかって挫折してしまうリスクが高まります。この記事では簿記がわからないのはなぜか、簿記を理解するために必要な知識を説明しつつ、正しい仕訳を理解するための方法を紹介します。この記事を読めば、簿記の基本的な考え方が学べるはずです。

1. 簿記がわからない人の特徴は?

簿記に苦手意識を持つ人の原因は様々ですが、大抵の場合で「勉強する人の意識」が影響しています。例えば、「勉強させられている」「簿記は難しい」といった意識を持っている場合です。簿記に限らず、資格を勉強するためには自主的に取り組むことが大切です。自分の意志に反して勉強しても、知識はなかなか身に付かないでしょう。たとえ、身に付いたとしても、資格取得後の仕事や生活で活かすことは難しいといえます。 また、簿記は会計の基礎になる資格なので、最初から難しいと思い込んでしまう人も多いです。もちろん、1級や2級といった上級資格では難易度が高まりますが、簿記の登竜門的存在である3級はそれほど難しい資格ではありません。先入観で難しいと思い込まず、とりあえず解ける問題から積極的に取り組んでみるとよいでしょう。 そのほかにも、「基礎をおろそかにしていきなり応用問題や過去問に取り組んでしまう」と全くわからない結果になってしまうことがあります。基礎がおろそかになっていると、用語や文章の意味を正しく理解できないため、問題を解くことは難しいです。かといって、練習問題を解いていかないと実際に身についているかどうかの判断が難しくなるのも事実です。基礎とこれに対応した練習問題しっかりと勉強したうえで、応用問題や過去問に取り組むと良いでしょう。

2. 仕訳と勘定科目の基本ルールを理解しよう

簿記の基本は仕訳や勘定科目のルールです。基本的には経済的な取引が対象です。仕訳は借方と貸方の2種類があって、常に借方と貸方の合計金額は一致させなければいけません。取引を原因と結果という2つの側面からとらえると、判断しやすいでしょう。また、取引の全ては資産・負債・純資産・収益・費用に分類できます。勘定科目がどの分類に当てはまるかをしっかり理解しておくことも大切です。これらの点がわからないと、簿記の勉強は進捗しません。この段落では勘定科目や仕訳のルールを整理したうえで、実際の仕訳の仕方について説明します。

Ⅰ. 勘定科目を理解し覚える

簿記は勘定科目がわからないと仕訳することができません。まずは、それぞれの分類に該当する勘定科目を覚えましょう。資産に関連する主な勘定科目には、現金・預金・売掛金・未収入金・有価証券・商品・仮払金などが挙げられます。注意点としては、現金や預金などの手元にある資産だけでなく、「売掛金や未収入金といった将来的に手に入る資産も含まれること」です。次に、負債に関連する主な勘定科目は、買掛金・預り金・借入金・未払金などが挙げられます。負債というとローンなどの借金を思い浮かべる人が多いでしょう。預り金も将来的に支払いをしなければいけないお金なので、借金と同様に扱うことがポイントです。 純資産に関連する主な勘定科目は、資本金などが該当します。純資産に該当する勘定科目はそれほど多くないうえ、実際に仕訳に登場する機会も少ないです。収益に関連する主な勘定科目は、売上・受取利息・雑収入・固定資産売却益などが挙げられます。実際に得られた現金などの資産が、どういう理由で手に入ったのかを仕訳する勘定科目です。一方、費用に関連する主な勘定科目は、仕入・給与手当・法定福利費・福利厚生費などが挙げられます。収益とは反対に、現金や預金などで支払いが生じた理由を説明する仕訳になるのが特徴です。

Ⅱ. 仕訳のルールを覚える

簿記の仕訳のルールは複雑そうに見えて、それほど難しいものではありません。基本的に、資産は借方に記載すると増加し、貸方に記載すると減少します。負債と純資産は資産の反対で、借方に記載すると減少し、貸方に記載すると増加するのが特徴です。収益と費用についても対極の関係になっており、収益は借方に記載すると減少、貸方に記載すると増加なのに対して、費用は借方に記載すると増加、貸方に記載すると減少です。資産と負債・純資産、および収益と費用はそれぞれ正反対だということを理解しておけば、迷わずに仕訳ができるようになるでしょう。

Ⅲ. 取引を勘定科目と仕訳で表してみよう

簿記の学習において取引を仕訳するときは丸暗記するのではなく、意味までをしっかり理解して記載することが重要です。例えば、「商品を売上、代金200円は掛けとした」場合の仕訳を考えてみましょう。この場合は商品売上と掛代金に分けて考えるとスムーズです。まず、商品を売上げたことで、収益が発生するので「収益の増加」として貸方に売上を記載します。次に、掛代金の200円は将来的に受け取れる売掛金という扱いになるので、「資産の増加」として、借方に記載します。つまり、「(借方)売掛金200円」「(貸方)売上200円」という記載が正解です。

3. 簿記がわからないときはどうすればいい?

簿記の勉強に取り組んでいても、「どうしてもわからない」という壁にぶつかることもあるでしょう。「そもそもなぜこんな取引をするのか意味がわからない」という場合は、それ以上独学で勉強を続けていても難しいかもしれません。取引の意味や理由がわからない場合は、簿記の先生などに分かるまで質問すると良いです。また、疑問を理解するためには、先ほどの例題のように取引を分けて考えることで、スムーズな理解につながることもあります。 実際に簿記の仕訳するコツは「何が増えて、何が減ったか」をしっかり理解することだと言えます。問題文をよく読んでみてもわからない場合は、基本用語などを復習してみるとよいでしょう。しかし、独学での勉強には限界があるのも事実です。独学での勉強に限界を感じたら、大手資格試験予備校の講座を受講することを検討してみるとよいです。そこで、この段落ではわからないことを克服するための方法や、予備校の簿記講座で学ぶメリットなどについて紹介します。

Ⅰ. わかるまで質問!

簿記の勉強でわからないことがあったら、取引の文章だけでなく取引の背景などまで質問して、自分が理解できるまで質問することが重要です。勉強を進めていくうちに、仕訳の方法がこんがらがってしまうこともありますが、そのままにしておいてはいけません。曖昧になっている部分も納得できるまで質問しましょう。会社取引になると、普段の生活ではあまり使わない勘定科目が出てくることもよくあります。難易度が高いと感じた場合は、わかりやすい例に置き換えて考え直してみると、スムーズに理解できる場合もあるので、試してみましょう。基本が理解できれば仕訳が分かり、簿記への苦手意識が克服できるはずです。

Ⅱ. 簿記講座を受講してみる!

独学に限界を感じた場合は、講座を受講してみるのも1つの方法です。実際に簿記の勉強を独学で行って、限界を感じる人はたくさんいます。大手予備校の簿記講座であれば、受講者が理解しやすいように作られたカリキュラムがあるので、独学よりも簿記を理解するスピードがアップするでしょう。また、ほとんどの講座ではわからない部分を先生に直接質問できるので、効率よく勉強を進められます。簿記講座を受講することで、結果的に簿記の資格取得の可能性が高まるといえるので、積極的に活用を検討してみましょう。

4. 簿記がわからないという苦手意識を克服するために

簿記は会社取引をお金の面から表すため、企業取引の基本がわからないと理解できないことがあります。独学で勉強していてもなかなか理解できない場合は、通信講座や通学講座を受講することを検討しましょう。講座であればわからないことを質問できるので、無駄な時間がかからなくて効率が良く、働きながらでも資格取得を目指せます。日商簿記3級独学教室では通信通学講座の紹介も行っているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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