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簿記の学校

資格を取得したい!簿記の講座を受講できるおすすめの学校4選

簿記の資格を取得するために、効率的に勉強ができる学校に通いたいと考える人は多いでしょう。しかしながら、簿記が学べる学校はたくさんあるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう人は少なくありません。学校選びのポイントは、それぞれの異なる特徴を押さえることです。この記事では、簿記の資格取得のための学校選びの詳しいポイントや、代表的な学校の特徴を紹介します。

1. 簿記の学校に通うメリット

簿記の資格取得に向けた勉強法には、大きく分けて、簿記の学校を利用する「通学」「通信」とテキストなどを購入して自力で勉強する「独学」の3種類があります。簿記の学校に通うメリットは、簿記が専門分野の講師から直接指導を受けられるという点です。簿記の考え方を分かりやすく解説してくれるため、簿記に関する実務経験がない学生や社会人であっても、実務でどのように簿記の考え方を使うのかをイメージしやすいでしょう。また、サポートや質問の受付体制が充実している学校が多いため、理解できない部分があれば、気軽に講師に質問することができます。
独学ではこうはいかず、理解できるまでに時間がかかる、あるいは理解できずに終わってしまう恐れがありますが、学校を利用することで疑問点を解消しつつ、スムーズに勉強を進めることができます。自分に合った勉強の仕方を指導してもらえる場合もあり、より、資格取得のための勉強を効率的に進めることができるでしょう。簿記の学校は複数あり、授業の形式や教室の雰囲気など、それぞれに違った特徴があります。そのため、複数の教室を比較しつつ、自分に合った学校を選ぶことが大切です。

2. 簿記の学校はどうやって選んだらいい?

基本的に、簿記の学校には高い知識や経験を持つ講師が揃っています。そのため、どの学校を選んだとしても、簿記の資格取得に必要な知識を学ぶことができるでしょう。しかしながら、やはり人対人であるため、合う合わないという相性は出てくるかもしれません。講師たちもそれぞれに教え方を工夫しているため、その方法が分かりやすく感じる人もいれば、かえって混乱してしまう人もいるでしょう。特に、「自分のペースで勉強したい」「こまめに講師のほうから励まして欲しい」など勉強スタイルに要望がある場合は、事前に学校や講師の方針を確認しておいたほうが安心です。
通学講座の場合は、校舎の雰囲気も学校選びの重要なポイントになります。例えば、大学の近くにある学校なら学生が多く若々しい雰囲気の場合が多いですが、一方で、オフィス街にある学校は会社員が多くて落ち着いた雰囲気になる傾向があります。系列の学校でも立地によって雰囲気が変わるため、居心地のいい校舎を選ぶことが大切です。なお、簿記の学校は、校舎の教室だけで授業が行われるわけではありません。通信やビデオ教材による講座に対応している学校も増えてきているため、そうした授業スタイルを希望する場合は、学校が提供しているサービスを確認しておきましょう。

3.簿記の資格取得におすすめの学校

この段落では、簿記の資格取得におすすめの4つの学校を紹介します。

Ⅰ. 資格の学校TAC

「資格の学校TAC」は、通学講座のほかにwebやDVDを活用した通信講座が用意されています。通学講座では、授業を休んだ場合でも振り替えによる受講ができるなど、学校や会社に通いながら受講する生徒に配慮したシステムがあります。講師は全員が日商簿記1級を取得した簿記のスペシャリストなので、受講者のレベルに合わせてしっかりとした知識に基づいた指導が受けられるのが魅力です。分かりやすさや使いやすさを重視してつくられた独自の教材は、それだけで合格に必要な知識が養える内容になっています。
加えて、基礎を学ぶための講義とともに、演習問題を解くカリキュラムもあるので、自分の弱点や理解不足な点を逃さず、着実に勉強を進められます。実際の試験に向けて具体的な対策もできるでしょう。通学講座では講師に直接質問できる時間が設けられているほか、通信講座でも、電話や質問カード、メールなどの様々な手段で質問を受け付ける体制が整っており、気軽に利用できます。フォローが充実しているのが魅力の学校です。ただし、質問の手段によっては利用できる回数がプランによって異なるため、注意しましょう。

Ⅱ. 大原

「本気になったら大原」のキャッチフレーズで知られる「大原」は、通学講座のほかに通信講座も用意されているため、自分の生活や好みに応じて講座のスタイルを選ぶことが可能です。関東をはじめとして全国的に校舎を展開しているため、通いやすさも魅力の一つでしょう。大原では、実際に受講者に指導を行う講師によって、教材や問題作成などが行われています。カリキュラムは、まず基礎を学び、問題演習を行ったうえで、実際の試験問題に近い問題に取り組むことになっています。段階的にしっかり学習を進められるため、着実に試験合格が目指せるシステムです。
試験で問われる簿記の知識はもちろん、試験合格に必要な解答手順や時間配分などのスキルも意識して指導してくれるので、実際の試験の感覚を養うことができます。講師は講座の前後の時間を空けているため、その時間を利用して直接質問できるほか、職員室に常駐している講師に質問することもできます。希望すれば、マンツーマンで学習法のアドバイスを受けることも可能です。電話やメール、FAXでの質問受付体制が整っているため、通信講座でも安心です。

Ⅲ. LEC

「LEC」には、通信講座と通学講座があり、両方を組み合わせたコースもあります。通信講座では、同じ講座を2人の講師が配信することになっています。そのため、好みに合わせて講師を選んだり、1回で理解できなかった部分については、ほかの講師の配信をみて理解を深めたりすることが可能です。このように、1対1のみの相性に左右されにくいところが魅力です。まずは図解などによって分かりやすく知識を定着させ、演習問題でさらに深い理解を得るカリキュラムになっています。
直前対策パックなど、受講者の細かいニーズに合わせたコースも用意されているため、試験前の総仕上げに最適です。LECには実績と経験が豊富な講師がそろっているため、資格取得を目指すための分かりやすい解説を受けられるという魅力があります。模試の結果や学習ペースなどが確認できるオンライン会員サービスなどのサポートも充実しています。

Ⅳ. クレアール

「クレアール」は、webやDVDによる通信講座を行っているため、通学できる学校が近くにない人や、営業時間内に継続して通学することが難しい人でも、自分のペースで学習を進めやすいのが魅力です。クレアールが重視しているのは、「短期間かつ最小の労力と費用での合格」です。そのため、短期間でも簿記の資格取得を目指せるよう、独自の学習法を導入しています。費用を抑えつつ、なるべく早く資格を取得したい人に向いているでしょう。メールや電話など様々方法で質問を受け付けているため、分からないことがあれば、受講者の質問しやすい方法ですぐに質問することができます。講座のパックが複数用意されているので、目標や自分自身の理解度に合わせて選択が可能です。2級以上は担任制があるので、同じ講師に継続的に、かつ徹底的にフォローしてもらいたい人に向いているでしょう。

4. おすすめの学校に通って簿記の資格取得を目指そう

簿記の勉強ができる学校はたくさんあります。どの学校にも、確かな知識や経験をもつ講師が揃っているものの、方針や雰囲気など、学校によってそれぞれに異なる特色があります。そのため、授業のスタイルやカリキュラム、教材などの細かい違いを比較して、自分に合う学校を選ぶことが大切です。簿記の学校に通って、着実に簿記の資格取得を目指しましょう。

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