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簿記をユーキャンで学習するメリット

簿記は会計の基礎が分かる資格として多くのビジネスマンに人気のある資格です。しかし、仕事で忙しいサラリーマンは資格取得のための通学が難しいケースもあります。そこで頼りになるのがユーキャンです。簿記の資格取得を目指して通信講座を受講することを考えている人も多いのではないでしょうか。この記事ではユーキャンで学習するメリットと、どのような人に向いているかについて解説していきます。

1. ユーキャンで受けられる簿記講座の特徴

ユーキャンは生涯学習を行いたい人を応援するために、通信講座を提供している大手企業です。ユーキャンの前身である東京人形学院は開業当初は日本文化を中心とした事業展開を行っていました。1978年から資格講座の取り扱いを始めて徐々に人気を博し、2002年からはユーキャンブランドを立ち上げて現在に至ります。簿記講座は2019年時点で開講から30年以上を誇る実績を持つ講座です。つまり、ユーキャンが資格講座の取り扱いを始めた比較的初期の段階からサービスの提供が行われている講座だといえます。資格講座は長年の知識の蓄積がものを言う部分もあり、そういう点においてユーキャンは安心して利用できる通信講座です。
ユーキャンでは簿記3級の資格試験については「1日30分~60分、3ヶ月」という期間での合格を目標にしています。1日の学習時間に幅があるのは、簿記の経験があるかどうかによって異なるからです。これまでに簿記についてある程度の知識がある人は1日30分なのに対して、初めて簿記について学習する人は1日60分の勉強時間が目安となっています。スマホを活用した学習プランもあるので、通勤時間や昼休憩などを活用すれば無理な時間ではないでしょう。
また、通信講座は不特定多数の人に対して、一律のテキストを提供します。そのため、テキストは簿記の知識が全くない人に合わせて作られているのが特徴です。イラストや図解が随所にちりばめられているので、飽きることなく最後まで続けられるという評判も多く寄せられています。

Ⅰ. メリット1:添削課題で理解度の確認ができる

ユーキャンで学ぶメリットとして、まず挙げられるのは「添削課題が充実している点」です。ユーキャンの簿記3級講座は3ヶ月間で5回の添削指導があります。受講者が提出した添削課題は、解答と詳しい解説が記された資料とともに返送されるので、自分がどこを間違えたかをしっかり確認できます。それによって、「自分の学力が現時点でどの程度なのか」を客観的に理解し、その後の学習に活かせるのです。
簿記などの学習系の通信講座に添削は付き物ですが、詳しい解説が付いていないものもよくあります。ユーキャンでは過去からの情報の蓄積を活かした適切な添削指導を受けられることがメリットです。独学で勉強していると「知識がどの程度定着しているか」を客観的に判断することができなくなります。すると、知らない間に学習内容に偏りができて、試験本番で大きな得点の取りこぼしにつながりかねません。経験豊富な先生たちの添削指導を受けることで、学習内容の定着具合や弱点が分かるのは大きなメリットだといえます。
また、添削課題の提出を学習のペースメーカーとして考えることで、「このままのペースで学習していいのか」をチェックすることも可能です。ユーキャンの簿記3級講座では、合格までの目標学習期間を3ヶ月としていますが、仕事が急に忙しくなったりすると、上手にペース配分できないこともあります。そのようなときに、添削課題がどれくらい残っているかを確認することで、学習ペースにどれだけ遅れがあるのかを把握できるのです。

Ⅱ. メリット2:期間が過ぎてもサポートを受けられる

簿記3級講座の標準学習期間は3ヶ月となっています。しかし、プライベートや仕事で問題が発生し、思うような学習時間が取れない場合もあるでしょう。通信講座によっては標準学習期間が過ぎてしまうと、一切のサポートが受けられない場合もあります。ところが、ユーキャンの簿記3級講座では、標準学習期間が過ぎてもそれまでと変わらないサポートが受けられるのが特徴です。具体的には、「受講開始から12ヶ月」までは3ヶ月目までと変わらないサポートを受けられます。
サポートが受けられなくなるとモチベーションが低下して、学習に身が入らなくなるという人もいるでしょう。ユーキャンではそのような心配をすることなく、添削指導を受けられるので最後まで高いモチベーションを保ったまま合格を目指すことができるでしょう。簿記3級の試験は年間に3回行われているため、取得のための時間制限がない人は「3回の試験のどれかで合格すればよい」と気楽に考えることもできます。時間制限があるとつい焦って学習してしまい、基礎部分をおろそかにしてしまいがちです。しかし、基礎部分ができていないのに、応用問題を解くのは一般的には良いことではありません。1年間という長いサポート期間のあるユーキャンでは、自分のペースでゆっくりと学習できるメリットがあります。

Ⅲ. メリット3:動画講義「学びオンラインプラス」

ユーキャンには「学びオンラインプラス」という受講生限定の学習支援Webサービスがあります。学びオンラインプラスに登録することで、動画講義を受けられるのが3つ目のメリットです。学習開始後に登録すれば簿記3級の動画講義やミニテストがWeb上で利用できます。つまり、パソコンやスマホから講義を受けられるので、ちょっとした空き時間にも学習できるようになるのです。このメリットは特に仕事で忙しいビジネスマンにとって大きいといえます。スマホを利用すれば通勤途中やちょっとした仕事の合間に勉強が進められるので、「1日30分~60分」という学習時間の目安をクリアするのに大きく貢献するでしょう。
また、簿記の勉強は損益計算書や貸借対照表を作成することを目的に行われ、初めて勉強する人にとっては難しい専門用語が登場することも珍しくありません。特に勘定科目には普段使わないような言葉が出てくることが多く、売上と経費の仕訳方法で混乱することもあるでしょう。そのようなときに、テキストでは分かりにくい部分を動画講義で補うことができます。文字では分かりにくい部分でも動画で見て理解することで、頭の中をスッキリ整理しやすくなる点もメリットです。

2. 期間を区切って効率的に学びたい人向き

ユーキャンは「基本的に3ヶ月で5回の添削指導」というペース配分がはっきりしている講座です。そのため、期間通りに学習して資格を取得したい人に向いている講座だといえます。学習ペースを守って努力すれば合格する確率は高くなるので、就職や転職、再就職などのために計画的に資格を取得していきたい人に特におすすめです。反対に、資格を必要とするイベントに備えて逆算して申込期間を考えることもできます。
例えば、「4月入社を目指して転職活動を行うため、11月の資格試験を狙いたい」という場合は、ペース配分さえ守れるなら8月頃から受講し始めれば大丈夫だということです。もちろん、より勉強時間を確保したい慎重派の人は6月や7月といった、もっと早い段階から受講して勉強を始めても問題ありません。ただし、簿記3級の試験日から合格発表までの期間はおよそ1ヶ月なので、その点を考慮して逆算したほうが良い点には気を付けましょう。
いずれにしてもユーキャンのテキストは、初めて簿記を習う人でも理解できるように分かりやすく作られているのが特徴です。すでにある程度簿記の知識を身に付けている人はもちろん、短期間で無理なく簿記を学習したいという初学者にも向いているといえます。

3. コツコツ毎日学ぶならユーキャンがおすすめ

簿記3級に合格するまでにユーキャンが推奨している学習時間は「1日30分~60分、3ヶ月」です。ただし、スマホを活用した講義も用意されているので、帰宅後にまとまった勉強時間が取れない人でも通勤時間やちょっとした空き時間に勉強できます。毎日コツコツと確実に勉強を進めていける自信のある人は、添削指導で学習の理解度を確認しやすいユーキャンを利用してみてはいかがでしょうか。

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