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預り金(あずかりきん)

預り金(あずかりきん)とは、役員報酬、従業員給与、報酬料金等から徴収した源泉所得税、特別徴収住民税や社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料)などで貸借対照表上流動負債として計上されます。給料支払いの際に天引きされる社会保険預り金、源泉所得税預り金、住民税預り金などについては、後日の納付時に借方に記帳されます。
また、取引先から預った営業保証金、賃貸借契約における賃借人の賃料の未払に備えるための預り敷金も預り金として処理されることがありますが、預り金は流動負債であることから、決算日の翌日から1年以内に返済期日が到来するものに限られるため、返済期限が決算日の翌日から1年を超えるものは、固定負債の長期預り金となります。

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