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電卓操作本

電卓操作は簿記のポイント?簿記検定に役立つ電卓操作本を紹介!

簿記検定を取得するためには、多くの簿記の計算問題を素早くこなすことが不可欠です。問題に対する正しい計算式が分かっていても、電卓操作に習熟していなければ早く正確に解答を求めることができません。そこで、この記事では電卓操作を早く正確に行うために役立つ電卓操作本を紹介します。電卓操作が苦手な人は、是非参考にして下さい。

 

簿記に役立つスキルを学べる電卓操作本5選

簿記検定取得に役立つ電卓操作スキルを学べる電卓操作本を5冊紹介します。

 

1. パブロフくんと学ぶ電卓使いこなしBOOK

 

Ⅰ. 著者・監修者:よせだあつこ
Ⅱ. 電卓操作本の金額:1,300円(税抜)
Ⅲ. 電卓操作本の特長

「パブロフくんと学ぶ電卓使いこなしBOOK」は、簿記検定に役立つ電卓操作方法や、資格取得後に実務で実際に使える電卓操作方法がふんだんに詰まっています。イラストが多く用いられているため見やすく、難しい内容でも分かりやすく表現されているのが特長です。使用する電卓の選び方からしっかり解説されているため、簿記検定を目指し始めた初心者には特におすすめです。また、パブロフくんシリーズはテキストや問題集も販売されています。同じシリーズで必要な本を組み合わせて利用すれば、より効率的に学習できる可能性が高まるでしょう。

 

2. カンタン電卓操作術

 

Ⅰ. 著者・監修者:TAC電卓研究会
Ⅱ. 電卓操作本の金額:
Ⅲ. 電卓操作本の特長

「カンタン電卓操作術」は、有名な「資格の学校TAC」から出版されている電卓操作本です。合格率に定評がある資格学校TACのノウハウが記載されている本なので、内容の信頼性は高いといえるでしょう。この本では、日数計算や時間計算など単なる電卓操作にとどまらず、簿記検定の取得に役立つ総合的な電卓の使い方も分かりやすく紹介されています。電卓をブラインドタッチする方法など、操作をスピードアップさせるためのコツも必見です。また、簿記検定だけではなく、税理士試験や公認会計士試験など難易度の高い資格に挑戦する場合でも役立つ情報が満載です。

 

3. 電卓操作早わかり

 

Ⅰ. 著者・監修者:大原簿記学校
Ⅱ. 電卓操作本の金額:
Ⅲ. 電卓操作本の特長

「電卓操作早わかり」は日本電卓技能検定協会と大原簿記学校により著されているため、内容に信頼がおける電卓操作本です。本に記載されている方法を習得することで、「得点が10点アップする」「一発合格」といったわかりやすい効果を謳っており、努力する気持ちをサポートしてくれるでしょう。具体的には、数字の書き方やペンをもちながら入力するコツなど、実践で役立つ技が紹介されています。人には聞きづらかったけれど悩んでいた電卓操作の方法なども、解決する方法が多数記載されています。また、使用頻度が高い「カシオ」と「シャープ」両方の電卓に対応した「電卓キー操作一覧表」があります。操作一覧表があれば電卓操作の方法を瞬時に確認できるため、練習がはかどりやすいでしょう。

 

4. 電卓操作完ぺき自習帳

 

Ⅰ. 著者・監修者:堀川洋
Ⅱ. 電卓操作本の金額:
Ⅲ. 電卓操作本の特長

「電卓操作完ぺき自習帳」は、2016年度から日本商工会議所の簿記検定の出題範囲が変更になったことに対応し、2017年に改定した最新版が出版されています。この本を購入すると、特典として著者の音声講義を著者のサイトから聴講できるようになっているのも魅力的。「自習帳」というだけあって、合格するために重要な「仕訳問題」についても十分解説されています。自習の効果を高める効果が期待でき、簿記初心者も安心して学習を進められるでしょう。計算ミス、入力ミスの発見方法なども説明があり、初心者だけでなく計算をスピードアップしたい人にもおすすめです。

 

5. 文系女子のための電卓操作入門

 

Ⅰ. 著者・監修者:堀川洋
Ⅱ. 電卓操作本の金額:
Ⅲ. 電卓操作本の特長

「文系女子のための電卓操作入門」は、「文系」「女子」「数学が苦手」といった人にも分かりやすく説明されている電卓操作本です。1から電卓操作や簿記を勉強する人に寄り添った内容になっています。簿記用語のなかには難解で読み方が難しいものもありますが、この本ではふりがながふってあったり、イラストを加えたりと工夫されており、女性向けに優しく表現されているのが特長的です。すきま時間にも効率よく学習できるように、音声講義や電子書籍が購入者特典として提供されているのもポイントです。この本が使いやすかった人は、同じシリーズの「文系女子のための日商簿記入門」と併用して勉強すると、相乗効果が期待できます。

 

簿記検定には電卓操作の勉強が必須?

簿記検定の取得には、電卓操作の勉強や練習が必須です。簿記検定で出題される問題を解答するためには、分母・分子が大きい計算や、複雑な四則演算であっても瞬時に理解して電卓操作をしなければなりません。電卓操作に不慣れなまま受験してしまった場合、不必要なメモを取って時間を無駄にしてしまったり、記載ミスや入力ミスをしてしまい正確な答えを導き出せなかったりする可能性が高いでしょう。ミスを防いで効率よく問題を解くためには、便利なメモリー機能(M+など)やGT機能が備わっている電卓を選ぶことがポイントです。四則演算が簡単にできるため、計算スピードの向上が期待できます。簿記検定の試験時間内に間違いなく計算するためには、自分が使いやすい機能を備えた電卓を選ぶことが重要です。
また、打ち間違いや計算ミスが多い人は、できるだけ打ちやすく大きなサイズの電卓を使うのがおすすめです。計算できる桁数が12桁あると理想的なので、あわせて確認しましょう。便利な機能があっても、関数電卓などの多機能電卓の中には簿記検定で使えないものがあることには注意が必要です。電卓操作を習得する前に、簿記検定試験の当日に使用できる電卓かを確認しましょう。

 

簿記の電卓操作を鍛えるための方法

「電卓操作を鍛えよう」と思ったとき、一般的には3つの方法があります。まずはインターネット検索です。インターネット検索は手軽に様々な情報を収集できる便利な機能でしょう。しかし、インターネットの情報は間違ったものが掲載されているケースがあることに注意が必要です。確かな情報が記載されている場合もありますが、正しい情報なのか判断に迷うケースも多いのではないでしょうか。例えば、「左手で電卓をスムーズに操作できるように練習すべき」というサイトがある一方、「どちらの手で打つかはこだわらずに、便利な機能だけを学ぶべき」とするサイトも存在します。誤った情報に惑わされて、操作習得までに時間を要してしまうことがないように気をつけましょう。
次に、専門学校で学ぶ方法です。簿記検定を取得するために、専門学校に通っている人もいるのではないでしょうか。学校によっては、電卓の上手な操作方法を教えてくれる場合もあるかもしれません。しかし、簿記の学校に通学していない人が新たに学校に通うのは、学費や時間の問題で難しいことが多いでしょう。また、専門学校はやはり簿記の問題を正しく解答するための授業がメインです。電卓を素早く操作するためには、自宅で自主練習をすることが必須になるでしょう。
お金をあまりかけずにインターネットよりも確かな情報を得たいと考えたとき、候補になるのは一般的な電卓操作本を読むことではないでしょうか。一般的な電卓操作本は、出版元が信用できれば参考になる使い方も記載されているでしょう。しかし、簿記の問題は記載されていないケースも多いです。簿記の問題を素早く解くための方法が記載されていない場合、試験には役に立たない使い方を覚えてしまう可能性があります。そのため、電卓操作本を参考にして操作練習をする場合は、簿記試験が意識された電卓操作本を選んで学びを深めましょう。自分にとって有意義な情報が記載されている本を選び、継続して学習すれば簿記検定合格に向けて前進することができるのではないでしょうか。

 

電卓操作方法をマスターして簿記検定合格を目指そう!

簿記検定の取得に向けて、電卓を効率よく使用することはとても重要です。スキルを高められる電卓操作本を選んで、合格にぐっと近づきましょう。ただし、本を読んで電卓操作を学んでも、しっかり操作練習をしなければ習得は難しいでしょう。独学で1人勉強を続けるのは難しいもの。簿記資格取得に向けて高いモチベーションを維持するためには、簿記資格取得講座への申込みも検討してみてはいかがでしょうか。

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