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貸付金・借入金

 貸付金・借入金

お金を貸すとそのお金を返してもらう権利が生じますこれを貸付金(資産)といいます。お金を借りた側には、お金を返す義務が生じます。これを借入金(負債)といいます。お金の貸し借りの場合、借り手が貸し手に借用書を渡します。

 

設例1

取引先に現金100円を貸した。

借方 金額 貸方 金額
貸付金 100 現金 100

貸付金(資産)が100円増加し、現金(資産)が100円減少します。

 

設例2

取引先から現金50円を返してもらった。

借方 金額 貸方 金額
現金 50 貸付金 50

現金(資産)が50円増加し、貸付金(資産)が50円減少します。

 

設例3

取引先から貸付金利息3円を現金で受け取った。

借方 金額 貸方 金額
現金 3 受取利息 3

現金(資産)が3円増加し、受取利息(収益)が3円増加します。

 

設例4

取引先から現金100円を借りた。

借方 金額 貸方 金額
現金 100 借入金 100

現金(資産)が100円増加し、借入金(負債)が100円増加します。

 

設例5

取引先に現金50円を返した。

借方 金額 貸方 金額
借入金 50 現金 50

借入金(負債)が50円減少し、現金(資産)が50円減少します。

 

設例6

取引先に借入金利息3円を現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額
支払利息 3 現金 3

支払利息(費用)が3円増加し、現金(資産)が3円減少します。

 

 手形貸付金・手形借入金

借用書の代わりに、手形を担保として、お金の貸し借りをすることがあります。この時振り出されれる手形は、通常の手形と区別して金融手形といわれます。お金を貸した場合は手形貸付金(資産)、お金を借りた場合は手形借入金(負債)で処理します。

 

設例7

取引先に現金100円を貸し約束手形を受け取った。

借方 金額 貸方 金額
手形貸付金 100 現金 100

手形貸付金(資産)が100円増加し、現金(資産)が100円減少します。

 

設例8

取引先から現金100円を借り約束手形を渡した。

借方 金額 貸方 金額
現金 100 手形借入金 100

現金(資産)が100円増加し、手形借入金(負債)が100円増加します。

 

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